連載
The Road to SuccessVol. 2 – 難削材における工具費の低減


これは、タンガロイの営業担当がお客様とともに歩んだ成功への道である。

根木 彰隆
(Akitaka Negi)

  • 兵庫県出身 32才
  • 中途入社 9年目
  • 好きな食べ物:エスニック料理
  • 好きな場所:暖かいところ
  • ご協力いただいた会社:ユニオン機工株式会社
    http://www.union-kikou.co.jp/

Summary

  • 難削材における工具費の低減
  • 提案が行き詰まる中、見えた一筋の光
  • 2つの工具を使っていた工程を1つの工具に集約
2017年12月。

福岡から異動になった私は雪が降る中、スタッドレスタイヤを履いた営業車で、
引き継ぎの挨拶に向かっていた。
ユニオン機工様に初めて訪問したのはこの時だ。

そこで私はある2つの相談を受ける。

「工具費の削減と加工時間の低減がしたい。」

話はこうだ。

とても削りにくい材料を使っている為、工具の消耗が激しく工具費が掛かる。
また異形の素材である事からクランプが弱く、加工条件を上げる事が出来ない。
 
これを解決したいということだ。

当初は、元々お使いの工具を多コーナー化にしたものなど、類似品ばかり提案していた。しかし思うような効果が出ない。

提案が行き詰まる中、その時が来た。
 
全く別の加工をしているお客様を訪問した際、
不安定なクランプで高送りカッターを使って加工をされている光景を見たのだ。

そして私はひらめいた。

「ユニオン機工様にDoFeedを提案してみよう。」

普段から私は、自分の担当のお客様の工場をよく観察するようにしている。

採用いただいたタンガロイの製品がうまく使えているのか気になるからであるが、
それと同じくらい、カタログでは得る事が出来ない情報の引き出しをたくさん得ておきたいという想いがあるからだ。
 
新しいことを始めるのには誰でも勇気がいる。

そんなとき、1つでも確かな成功事例があれば、お客様は安心して挑戦ができる。
その一歩を踏み出す背中をそっと押して、伴走する。それが私たちの仕事である。

先日見た光景をお客様に説明しながら「高送りカッターDoFeed」を提案した。
 
ユニオン機工様と一緒にパスを変えるなど試行錯誤した事から結果は大成功。

  • 2つの工具を使っていた工程を1つの工具に集約できた。
  • 加工時間も1分半かかっていた所が1分になった。
  • 工具寿命も1.5倍程度伸びた。

…と、話はここでは終わらない。
もう1つ、以前から気になっていることがあった。
 
工具の管理方法である。
 
よくよく状況をお聞きしてみると、工具管理のお手伝いもできそうだと気が付いた。
 
そこで「工具管理システム MATRIX」の提案をした。
名前の通り、工具の在庫管理ができるのだが、
それに加え各工具の使用量や加工にかかったコストまで把握できる工具管理棚である。2018年末にこちらも採用して頂くことができた。

 
~「出来ない理由の説明より、出来る方法を考えよう。」~
 
ユニオン機工様の会社方針の一部である。
 
何事も前向きに挑戦されるユニオン機工様だからこそ、
今回の改善が成功したのだと思う。
 
これからもお客様の改善に役立てるよう、営業活動を頑張っていきたい。