防振機構を搭載した深穴内径旋削加工用工具『BoreMeister(ボア・マイスター)』発売


株式会社タンガロイは、内径旋削加工において、最大工具突出しL/D=10を可能とした防振機構を搭載した深穴内径旋削加工用工具『BoreMeister』(ボア・マイスター)を、2018年12月3日より全国で発売開始します。

航空機産業や建築機械産業をはじめとする多くの産業において製造される部品には、突出しが長い深穴内径旋削加工の要求があります。この様な加工に対し、一般的な内径旋削加工で使用される鋼製や超硬製の工具を使用した場合、加工中に発生する振動により加工面品位の低下やインサートの異常損傷が発生するため、安定加工を行う事が困難でありました。今回発売する防振機構を搭載した深穴内径旋削加工用工具BoreMeisterは、この加工中に発生する振動を抑制することにより、従来、安定して加工することが困難であった突き出しの長い深穴内径旋削加工を安定して加工することを可能とし、お客様の生産性を確実に向上させる革新的な工具シリーズです。

一般的な内径旋削加工では、加工形態により鋼製や超硬製などの工具を使い分ける事が一般的です。使い分けの基準として、鋼製はL/D=3まで、超硬製はL/D=5までを弊社では推奨しています。しかし、このような鋼製や超硬製では、L/D=5を超えるL/D=10のような深穴内径旋削加工での振動を抑制し安定した加工を行うことは非常に困難です。防振機構を搭載した深穴内径旋削加工用工具BoreMeisterは、工具本体に内蔵された独自の振動抑制機構によって、最大工具突出しL/D=10の深穴内径旋削加工を安定して加工することが可能です。このメカニズムとしては、工具本体に内蔵されたウェイトが、振動を打ち消す方向に動作する事で、加工により発生する振動とウェイトの動作に位相差が発生し、加工により発生する振動を減衰させます。これによって、深穴内径旋削加工における加工面品位低下やインサートの異常損傷の発生を抑制し、安定加工・長寿命を実現します。

BoreMeisterは、防振バー本体とボーリングヘッドを組み合わせて使用する工具であり、接合部には取付け精度を高めるためのセレーション構造を採用、これらをネジで接続する事で、様々な加工形態に対応する多種多様なヘッドを選択可能です。

防振バー本体は工具径ø16・20・25・32・40・50・60mm、また加工形態に応じてL/D=7・10の2種類を選択可能であり、全14アイテムを設定します。ボーリングヘッドは、ポジインサートCCMT・DCMT・VCMT用と、ネガインサートDNMG・VNMG用の、全34アイテムを設定します。BoreMeisterは、突き出しの長い深穴内径旋削加工の安定した加工を実現し、お客様の生産性を確実に向上させる革新的工具シリーズです。

 

  • 主な特長
    • 独自の振動抑制機構により、最大工具突出しL/D=10の深穴内径旋削加工が可能
    • 防振バー本体とヘッドの組み合わせにより、最小加工径ø20mmが可能
    • 様々な加工形態に対応する多種多様なヘッド

 

  • 主な形番と標準価格
    • 防振バー本体
      D16-L156-7D-C 123,500円 (税込み 133,380円)
      G20-L260-10D-E 270,600円 (税込み 292,248円)
      D32-L320-7D-C 139,800円 (税込み 150,984円)
      D60-L808-10D-C 610,300円 (税込み 659,124円)
    • ボーリングヘッド
      S16-SCLCR06-H 28,600円 (税込み 30,888円)
      S25-SVUCL11-H 31,600円 (税込み 34,128円)
      S40-DDUNR15T-H 34,200円 (税込み 36,936円)

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