タンガロイの強みは?

1929年の創業以来、タンガロイは、CBN、サーメット、PCD、セラミックス、CVDやPVDコーティングされた微粒超硬など、あらゆる種類のインサート材種を世に送り出して来ました。このような実績から、現在、タンガロイは世界第4位のCBN生産量を誇ります。

超硬材種とは何ですか?

超硬材種は、統合的に、超硬合金、コーティング、表面処理から構成されています。このうち、超硬合金はベースとなる要素で欠くことができませんが、ほか二つは必要に応じて有無があります。超硬合金は、硬質の金属炭化物とそれらを結合するバインダ(通常はコバルト)から作られる合金です。
今日、流通している超硬インサートの多くは、耐摩耗性のある被膜処理を施された、いわゆる「コーティング材種」として知られています。コーティング処理後に超硬インサートのスクイ面に施される表面処理にはいろいろな種類のものがあります。
いわゆる、「超硬材種」とは、コーティング材種の母材部分のことを指すこともあれば、ノンコート材種自体を指すこともあります。

プレミアムテック技術とは何ですか?

プレミアムテックとは、タンガロイによって独自に開発された、コーティング表面平滑化技術のことです。この表面処理技術により、コーティング表面の均一性を高め、インサートの性能と寿命に悪影響を及ぼす、コーティング処理中に発生する副産物を除去します。また、プレミアムテックは、CVDコーティング処理中に被膜と母材の熱膨張率の差異により発生する残留引張応力を無くします。PVDのコーティング表面に発生する、ドロップレットも除去されます。
このように、プレミアムテック技術はコーティング処理中に発生する不要な欠陥を排除するとともに、工具寿命と生産性を向上させます。

なぜPVDナノコーティングは非常に効果的で革新的と考えられているのですか?

PVDコーティングは、1980年代の後半に開発されました。最新のナノテクノロジー技術により、PVDコーティングは、それまで直面していた複雑な課題を乗り越え、飛躍的な進歩を遂げました。
科学技術の進歩により、新しいレベルの耐摩耗性ナノ被膜をもたらしました。これらの新コーティングは、50ナノメートルの薄さの被膜から構成されており、従来のコーティングと比較し、はるかに向上した強さを誇ります。

タンガロイの第一推奨、鋼用材種は?

倍速切削(高速・高送り加工)を可能にする、タンガロイの第一推奨、鋼用材種は、CVDコーティングのT9215です。

タンガロイの第一推奨、鋼用チップブレーカは?

タンガロイのTシリーズチップブレーカ(-TF, -TSF, -TM および -TH)は、鋼旋削の仕上げ用、中仕上げ用、粗加工用。また、ポジインサート用のPシリーズチップブレーカ(-PF, -PSF および -PM)は、鋼の中仕上げ、中切削旋削用です。
これらのチップブレーカは、タンガロイの表面滑性化処理技術PremiumTecと組み合わされて使用されることにより、生産性を向上させ、長寿命化、ワークの品質向上、安定加工を実現します。

面粗度はどう改善したらいいですか?

NS9530やGT9530などのサーメット材種は、鋼の鏡面仕上げに最適です。

タンガロイの経済性に優れた旋削工具は?

多くの場合、切削条件に対し、必要以上に大きなサイズのインサートが使われています。
タンガロイは、高い経済性を誇るISOインサートシリーズ、ISOEcoTurnを提供しております。
インサートの体積をおよそ40%削減することにより、価格をおよそ20%低減。しかも、切削性能は損なわず、そのまま維持しています。

ISO-EcoTurnにはどのような材種とチップブレーカがありますか?

あらゆる種類の材種、チップブレーカ、刃先形状があります。

CBNインサートで切粉処理を改善したいのですが?

CBNインサートは、主に55-62HRCの高硬度材加工に使われます。従来品CBNインサートは、幅広いロウ付けタイプや全面貼りタイプを取りそろえ、鋼加工時に長くカールした切粉を出します。タンガロイのT-CBNインサートには、CBNチップに直接砥ぎつけて形成したチップブレーカが付いたものがあり、鋼の中切削から仕上げ加工時の切粉処理の向上と面精度の改善を実現します。また、ワイパー付きのT-CBNインサートを使用いただくと、高送り時での面精度の向上も可能になります。

4xDの長突出しのボーリングバーを使用しています。ビビリを抑制するにはどうしたらいいでしょうか?

ビビリ対策は、製造現場における最も多い課題の一つです。タンガロイでは、長突出し時のビビリ抑制対策として、超硬製StreamJetボーリングバーを用意しています。StreamJetBarは長突出しボーリング加工時、切粉処理を向上し、ビビリを抑制します。

プレミアムCVDグレードの一番のメリットは何ですか?

プレミアムCVDグレードの一番のメリットは、切削速度を通常の2-3倍に上げられることです。通常の超硬材種で100m/minだったところを、最大300m/minと3倍まで高速にでき、生産性を向上します。

タンガロイの第一推奨、ステンレス鋼用チップブレーカは?

タンガロイでは、ステンレス鋼加工用に3つのチップブレーカを用意しております: 仕上げ用-SFブレーカ、中切削用-SMブレーカ、粗加工用-SH、これらとタンガロイのPremiumTec表面滑性化技術と組み合わせることにより、生産性向上、工具の長寿命化、そして加工安定性を実現します。また、これら3種のチップブレーカは、ISOEcoTurnにも標準設定してあります。
上記に加え、難削材向けの仕上げ用-HRFブレーカ、および中切削-HRMブレーカも新しく加わり、AlTiN PVDコーティングと組み合わせることにより、高速・高送りの倍速切削を可能にします。

高圧クーラントのメリットは何ですか?

高圧クーラントの一番のメリットは、切粉処理性の向上と、切削熱の軽減、それに伴う工具の長寿命化です。タンガロイのTungTurn-Jetシステムは、切削部へ直接クーラントを届けることにより、生産性を飛躍的に向上します。
高圧クーラントシステムは、耐熱合金、ステンレス鋼、チタンなどのねばい材質のワークを削るときに効果的です。

工具のCAD図を提供できますか?

当社のホームページからe-Catalog に入って、欲しい形番を検索するとCADデータ(DXF, STP)をダウンロードできます。

e-Catalog

内径ホルダー敷金交換の際、ホルダー敷金の勝手はどう選定すればいいですか?

ホルダー右勝手→敷金右勝手 ホルダー左勝手→敷金左勝手

内径ホルダーのシャンク突出し長さの目安は?

最大突出し長さは、鋼シャンクの場合シャンク径の3倍、「つっぱり一番」シャンクの場合は4倍、超硬シャンクの場合5倍です。

ねじ止め式内径用バイトの締め付けトルクは?

総合カタログの部品表にねじ毎に締付けトルクN・mの値がでています。

タンガロイの汎用溝入れ工具にはどのようなものがありますか?

多種多様な溝入れ加工で提案できます。TetraMini-Cut(テトラミニ・カット)は、溝幅の狭い浅溝加工で経済性に優れます。

端面溝入れ用工具でタンガロイのお薦めは?

EasyMulti-Cut(イージーマルチ・カット)は、端面の深溝削りに適した工具です。切粉排出をスムースにでき、端面溝入れの生産性を向上させます。

溝入れ、突っ切り工具で経済性に優れた工具はどれですか?

TetraForce-Cut(テトラフォース・カット)とTetraMini-Cut(テトラミニ・カット)は、共に、経済的な4コーナ仕様のインサートを使用する溝入れ工具です。
独自のインサートポケットに研磨級のインサートが取り付けられ、加工時の安定性、繰り返し精度を実現。経済性に優れた工具です。

重切削溝入れ用の工具には何がありますか?

重切削溝入れ加工には、タンガロイのTungHeavyGroove(タングヘビーグルーブ)が効果的です。独自のダブテイル形状により、重切削時でもインサートの動きを抑制します。インサート幅は、10㎜から25㎜まであります。

ISO-M種、P種にはそれぞれどのインサート材種がお薦めですか?

第一推奨は、AH7025材種です。いろいろな加工に効果的です。
旋削・溝入れ時、耐摩耗性重視であれば、T9125です。
断続切削など、耐欠損性重視であれば、GH130を使用ください。

ISO-S種(耐熱合金)を加工するのに適した材種は何ですか?

AH905を使用ください。耐熱合金の加工に適しています。

自動旋盤用にはどの溝入れ工具を使えばいいですか?

タンガロイのDuoJust-Cut(デュオジャスト・カット)は、強固なインサート締付け機構を誇ります。
インサートクランプねじは前側と後ろ側の両方から締付けることができるので、従来品と比較して、自動盤上での準備作業が簡単に行えます。

小径穴の内径溝入れ加工にはどのような工具・インサートを使用したらいいですか?

穴径:2-10㎜には、TinyMini-Turn(タイニーミニ・ターン)のインサートとホルダを使用ください。

他社製品と比較して、TinyMini-Turn(タイニーミニ・ターン)の強みは何ですか?

TinyMini-Turnは、内部給油方式で、チップブレーカ付き精密インサートを設定しております。高生産性、高面品位を実現します。

振動はどう抑制したらいいですか?

以下をお試しください:
オーバハングを極力短くする。
回転を一定にする。
必要であれば、回転を落とす。
インサートの幅を狭いものにして、切削抵抗を落とす。

内部給油方式のTungTurn-Jet(タングターン・ジェット)はどんな時にお勧めですか?

TungTurn-JetおよびDirect-TungJet(ダイレクト・タングジエット)は、すべてのクーラント圧であらゆる加工にお使いいただけます。一番重要なエッジ先端部に直接クーラントを安定的に届けることができ、寿命と切粉処理性を向上させます。また、DirectTung-Jetは、面倒なクーラント供給用の外部接続部品を必要としません。

どうしたら初期工具費を低減できますか?

幅違いのブレードとインサートを同一シャンクで使用できるモジュラーシステムが提案できます。

スレッドミリング加工とは何ですか?

スレッドミリングでは工具の円形ランピング加工運動によりねじ山を作ります。
回転する工具の径方向の切込みによりねじのピッチができます。

タンガロイには、どのような種類のスレッドミリング工具がありますか?

多山タイプの刃先交換式工具、深穴用の一山タイプの刃先交換式工具、そしてソリッド工具があります。

タップと比較した場合、スレッドミリングのメリットは?

ねばい材種を加工する場合などに、スレッドミリング加工では断続になるため、切粉の排出性に優れる。
切削抵抗が低いため、長突出し加工、肉薄部の加工などに最適。
タップは、使用中に折れて高価なワークを損なう危険性があるが、スレッドミリングでは、工具が折れても、ワークを損なうことはない。

ねじ切り工具の選択方法は?

タンガロイのウェブサイトにあります、スレッドミリング・オンラインカタログを利用ください。

http://www.imc-companies.com/mtt/

スレッドミリング加工プログラムはどう作ったらいいのでしょうか?

タンガロイのウェブサイトにあります、スレッドミリング・オンラインカタログを利用ください。

http://www.imc-companies.com/mtt/

普通刃とさらい刃付きとの違いは何ですか?

普通刃は、ねじの山頂のさらいはできませんが、さらい刃付きは、山頂も同時に仕上げます。

さらい刃付きインサートのメリットは?

ねじ山形状を、別工程で仕上げる必要がなく、一発で仕上げられます。
大量生産ラインに向いています。

さらい刃付きインサートのデメリットは?

流用性に乏しい点です。単一のタイプのねじ形状しか削れません。また、ねじ谷のコーナ形状も決められています。

普通刃のメリットは?

ひとつのインサートであらゆる種類のねじのピッチをカバーできます。

普通刃のデメリットは?

別工程でのねじ内径・外径仕上げ加工が必要です。
小ロット生産向け

推奨インフィード方式は?

片刃切込み(フランク・インフィード)です。多くの被削材において、切粉のハケが良く、仕上がり面も良好です。

正しい敷金の選び方を教えてください。

右勝手のホルダで右ねじを、もしくは左勝手のホルダで左ねじを旋削する場合、ポジのリード角の敷金が必要です。
左勝手のホルダで右ねじを、もしくは右勝手のホルダで左ねじを旋削する場合、ネガのリード角の敷金が必要です。
外径、右勝手ホルダ、もしくは内径左勝手のホルダの場合、AEタイプの敷金を使用してください。
内径、右勝手ホルダ、もしくは外径左勝手のホルダの場合、AIタイプの敷金を使用してください。

標準インサートで多条ねじを切れますか?

はい、切れます。(ねじの条数×ピッチ=リード)

ステンレス鋼のねじ切りに適したグレードは?

AH725をお勧めします。

低剛性の機械で使用する場合適したグレードは?

AH725をお勧めします。

チップブレーカが機能していません。なぜですか?

切込み深さが浅すぎると、うまく機能しないことがあります。適切な切込み深さはタンガロイ総合カタログにてご確認の上、ご利用ください。

切粉処理を改善するにはどうしたらいいでしょうか?

合ったインフィード方式を選択してください:
ラジアルインフィード
片刃切込み(フランクインフィード)
千鳥切込み(交互フランクインフィード)

自動盤ではどのようなねじ切り工具を使用したらいいですか?

TetraMini-Cut(テトラミニ・カット)もしくはDuoJustCut(デュオジャスト・カット)は、フランジの壁際までねじ加工できるホルダ形状になっています。

内径ねじ加工で使える最大のL/D比は?

スチールシャンクでは、最大L/D=2、超硬シャンクおよび「つっぱり一番」シャンクでは、最大L/D=3です。

右勝手のホルダとインサートで、左勝手のねじを切れますか?

はい、可能です。敷金と切込み方法を調整してください。

倍速切削用タングフォース・ミーリング工具にはどのような製品群が含まれていますか?

DoTwistBall(ドゥーツイストボール)・TungForceRec(タングフォースレック)・Tung-Tri(タング・トライ)・DoForce-Rec(ドゥーフォース・レック)・DoTriple-Mill(ドゥートリプル・ミル) などが、主な倍速切削用製品群です。

刃先交換式フライスについて、しばしば「ハイ・ポジティブ」という言葉を耳にしますが、それは何ですか?

一般的には、インサートのすくい角を指します。ですがこの場合は、技術的革新と焼結技術の発展により、インサートにヘリカル形状の切れ刃とそれに対し非常に鋭いインクリネーション角度を有するすくい角を実現しました。これによりカッターのポジ角(径、軸方向共に)を飛躍的に大きくすることができました。「ハイポジティブ」とった場合、特にこの特長を指します。
注:現在では、この「ハイポジ」は最新技術として認識されていますが、近い将来、技術革新が進み、標準仕様になることと考えます。

材種の特徴、推奨条件、加工領域などの情報をどこから得られますか?

超硬合金はインサートを作る主な原料ですが、タンガロイでは豊富な材種を取りそろえています。
タンガロイでは、電子版および印刷版のカタログをご用意しています。材種(母材やコーティング構成)、推奨条件や、加工領域などをISO規格のもと情報提供しております。詳しくはお近くのタンガロイ代理店にお問い合わせください。

刃先交換式カッタには内部給油用の穴が付いてますか?

最新版のカッタの多くは内部給油用の油穴があいており、各インサートに直接切削油を供給します。

生産性を上げるには、送りを上げるか切込み量を上げるか、どちらがよいでしょうか?

このご質問に対する絶対的な回答はなく、条件によって変わってきます。ですが、一般に的は、同じ切粉排出量であれば、送りを上げ、切込み量を少なくする方が、その反対(送りを下げ、切込みを上げる)より有利な結果が得られます。この方が工具寿命を長く保てるからです。

より高能率な刃先交換式フライスを探しています。

切削条件がおわかりでしたら、タンガロイのTung-Navi(タング・ナビ)をお使いください。工具検索エンジンはとても便利なツールです。オンラインでのアクセスしていただくか、携帯デバイスへDr. Carbide(ドクターカーバイド)アプリをダウンロードしていただけます。より細かな工具選択でしたら、タンガロイの営業へお問い合わせください。

Tung-Navi

Mobile App – Dr. Carbide: Google Play, App Store

ステンレス鋼の正面加工をしています。熔着が激しく加工面が悪いですが、切削条件の目安は?

水溶性切削液をかけ、切削速度を20%落とし加工して下さい。

標準切削条件から工具回転数と送り速度を計算する式を教えて下さい。

回転数:n=(Vc×1000)÷(3.14×D)、
送り速度:Vf=fz×Z×n

タンガロイに刃先交換式高送りカッタはありますか?

はい。タンガロイは、1990年に初めて高送り(ハイフィード)カッタを発売して以来、継続して高送り仕様に対応する刃先交換式フライスを提供してまいりました。 DoFeed(ドゥーフィード)・ DoFeedQuad(ドゥークワッド)・ MillQuadFeed(ミルクワッドフィード)・ MillFeed(ミルフィード)・ TungMeister(タングマイスター) など幅広い製品を取りそろえております。

高送り加工が最も適している加工は何ですか?

最も効果が出る加工は、平面・ポケット・深穴などの粗工程に使用されるときです。
切込みが2.5mm以下と限度はありますが、送りの量をかなり高くできるため高い生産性を実現できます。

正面フライス用の高送りカッタはありますか?

はい。DoFeedQuadおよびMillQuadFeedは、鋼・鋳鉄・ステンレス鋼・耐熱鋼などの正面フライス、重~中切削加工に最適です。

ヘリカル・ランピング加工に適した高送りカッタはどれですか?

DoFeed(ドゥーフィード)
MillFeed(ミルフィード)
MillQuadFeed(ミルクワッドフィード) があります。

チタン合金や耐熱合金などの難削材向け高送りカッタはありますか?

はい、MillQuadFeed(ミルクァッド・フィード)は、インサートのすくい角が非常に鋭いヘリカル切れ刃になっており、難削材切削に理想的な形状をしております。
カッタは、ガレットを大きくとってあり、スムーズな切粉処理を実現します。

溝加工用のサイドカッタにはどのような製品がありますか?

タンガロイでは、スロットミル・シリーズとして、経済性が優れた独自のサイドカッタを提案しております。
TungMini-Slit(タングミニ・スリット) – 幅の狭いサイドカッタ、切断にも効果的
TungThin-Slit(タングシン・スリット)・TungUniversal-Slot(タングユニバーサル・スロット) – 6コーナ仕様の経済性を重視したインサート
TecTangential-Slot(テックタンジェンシャル・スロット) – 強靭な縦付け4コーナインサート

サイドカッタが加工できる溝幅は?

タンガロイのスロットミル・シリーズは、最小1.6mm幅から25㎜まで標準でカバーできます。

サイドカッタのボディのタイプにはどのようなものがありますか?

取り付け方により、アーバ取り付けタイプとシャンク一体型とがあります。

サイドカッタは、サイド・フェイスミルカッタとも呼ばれることがありますが、なぜですか?

サイドカッタは、底面と側面に切れ刃を備え、底面と左右両側面の三面同時に加工できるため、そう呼ばれます。
サイド・フェイスミルカッタは、長く、深い溝を効率的に削るに最も適しており、同種のタイプのカッタでは最も高い安定性と生産性を誇ります。

サイドカッタでの溝加工方法は?

ダウンカットです。カッタの回転でワークが押し出されないよう、強固な治具で固定してください。
送り方向は切削応力の方向と同じです。したがってバックラッシュを防ぐ頑丈な対策が必要です。

TungMeister(タングマイスター)のメリットは何ですか?

ひとつのTungMeisterのシャンクに、異なったあらゆる種類のヘッドを取り付けることができます。工具交換時間を飛躍的に短縮できます。
TungMeisterは、ハイスや超硬ソリッド工具の上位互換品であり、廃棄される工具を減らし、あらゆる加工ニーズにフレキシブルに対応できます。

どうやってヘッドをシャンクに取り付けますか?

ヘッドを専用のシャンクにねじ込むだけです。
ヘッドを装着するには、最初手で回してねじ込み、締まったところでレンチを使って締め付けます。
ヘッドは、テーパ部とフランジ部によってシャンクとの位置精度が決まります。テーパ部で同芯精度を保ち、フランジ端面で繰返し精度を出します。

TungMeister(タングマイスター)にはどのようなヘッドが用意されていますか?

多種多様なヘッドを用意しています:
エンドミルヘッドには、90°、45°、60°など各形状
倣い加工用に、ボールノーズ、ラジアス、面取り
高送り仕様
Oリングなどをはめる溝やスロット加工用には、Tスロット形状
ねじ切り用ヘッド
そして、センタドリルヘッドなど。

ヘッドの精度は?

エンドミルヘッドの多刃仕様のヘッドは一般的に、e8公差。ただし、エコノミータイプは、h9公差。
倣い加工仕上げ用の高精度、研削級ヘッドでは、h7公差。アルミ加工用では、h6。
そして、面取り、センタドリル、座ぐり用のヘッドの円筒部の公差は、h10です。

ヘッドをシャンクに取り付けるとき、ねじ部にグリスを付ける必要はありますか?

いいえ、グリスの塗布など潤滑はしないでください。

TungMeister(タングマイスター)・ヘッドの公差は?

TungMeisterの強みの一つとして、シャンクとフランジ面の二面拘束による高い繰返し精度があります。軸方向のヘッドの振れは、±0.02 mmです。

正面フライスとはなんですか?

正面フライスは、最も一般的なフライス加工で、あらゆる種類のカッターでこなすことができます。

正面フライス過程にはどのようなカッタを推奨されますか?

切込角45°のカッタが最もよく使われていますが、丸駒カッタ、高送りカッタ、肩削りカッタ、そして、サイドカッタなども、条件により使われます。

45°カッタの利点は?

長突出しでの振動の抑制
切粉の薄厚化による生産性向上

切込み角90°のカッタはどのような用途がありますか?

薄い壁を持つワークの加工
治具が弱いワークの加工
直角立壁が要求されるワークなどに使われます。

丸駒高送りカッタの利点は?

強靭な切れ刃構造
耐熱金属に特に適している
低切削抵抗であることです。

タンガロイの正面スライス工具にはどのようなものがありますか?

DoTriple-Mill(ドゥートリプルミル)
DoOcto / DoQuad(ドゥーオクト / ドゥークァッド)
DoPent(ドゥーペント)
TungMill(タングミル)などです。

面品位はどうしたら向上できますか?

普通刃のインサートに加え、1枚もしくは2枚のワイパーインサートを混ぜると効果的です。 ワイパーインサートは、調整機能付き多刃仕様の大径のカッターで、回転当りの送りを高くしたときに特に効果を発揮します。

タンガロイにはワイパーインサートはありますか?

はい、主力のカッタ製品には、標準でワイパーを取りそろえております。

仕上げ用専用カッタはありますか?

NMSカッタなら、一部の研磨加工を切削に置換え可能です。

肩削りとはどのような加工ですか?

肩削りでは、側面と底面の2つの面を同時に加工します。

肩削りでは、側面と底面の2つの面を同時に加工します。

90度の直角の面を出すことが最も重要です。

タンガロイではどの製品が直角肩削りに適していますか?

ハイポジの切れ刃を持つ、経済性に優れたTタプ3コーナ仕様のインサートを採用したTung-Tri(タング・トライ)をお勧めします。

直角肩削りで最も経済性のあるカッタは何ですか?

DoForce-Tri(ドゥーフォース・トライ)肩削りカッタは、Tタイプの両面6コーナ仕様です。

タンガロイには長刃長のラフィングタイプ肩削りカッタはありますか?

TungTri-Shred(タングトライ・シレッド)シリーズは、3つの切れ刃を持つ三角形のインサートを使用
DoRec(ドゥーレック)シリーズは、4コーナ仕様の強靭なインサートを使用
TecMill(テックミル)は、4コーナで縦付けインサートを使用

肩削りカッタはどのようなシリーズがありますか?

タンガロイでは、ボアタイプ、シャンクタイプ、長刃長タイプ、モデュラタイプ、超硬ソリッド、そしてTungMeister(タングマイスター)などあらゆる種類の肩削りカッタを取りそろえております。

タンガロイは小型のマシニングセンターや旋盤に適したインサート工具はありますか?

はい、TungForce-Rec(タングフォース・レック)は、小さい深堀や溝を加工するに適した工具で、超硬ソリッド工具より優れた切削性能を発揮します。

深く肩を削る方法はありますか?

第一推奨は、Tung-Tri(タング・トライ)です。ハイポジとヘリカル構造の切れ刃で、高品位の面と壁面精度を実現します。
より深い肩削りには、長刃長のラフィング・カッタを使用ください。当該のFAQもご覧ください。

「ラフィングカッタ」とはなんですか?

長い切れ刃長を持つカッタで、「ラフィングタイプ」、「長刃長カッタ」とも呼ばれます。
前後の切れ刃を相互にオフセットさせるようにインサートを配置した構造のカッタです。

ラフィングカッタに適した加工は何ですか・

ラフィングカッタは長突出しの肩削りなどによく使われます。
タンガロイのラフィングカッタは、コストパフォーマンスに優れています。

切削動力はどう軽減することができますか?

タンガロイのラフィングカッタには、チップスプリッタ切れ刃仕様のインサートを取り付けて、粗加工を切削性を向上し切削動力を低減させることができます。

重切削の粗工程に利用できるラフィングカッタは、タンガロイにありますか?

はい、TungTri-Shred(タングトライ・シレッド)はニック付き切れ刃、3コーナ仕様のTタイプインサートを採用しました。
ニック付き切れ刃は、切粉を細かく裁断し、重切削時にも振動を抑制し、切削抵抗を軽減します。

中仕上げに使用できるラフィングカッタはありますか?

はい。対応できるカッタを取りそろえております。
Tung-Tri(タング・トライ)の経済性に優れる3コーナ仕様、ヘリカル刃とワイパーを備えたインサートは、とくに中仕上げに適したインサートです。
また、TungTri-Shred(タングトライ・シレッド)のインサートにも、ハイポジでストレート切れ刃仕様のインサートを取りそろえ、中仕上げおよび仕上げ加工に適しています。
強靭な縦付け4コーナインサートを採用したTecMill(テックミル)にもラフィングカッタの設定があります。

タンガロイには、経済性に優れたラフィングカッタはありますか?

はい、サブユニットが追加でき切れ刃を長く調節できるモジュラ式工具があります。

ラフィングカッタにはどの材種が使用できますか?

あらゆる被削材の加工に最適な材種とジオメトリを取りそろえています。
AH3125:鋼、ステンレス鋼用
AH120およびT1215:鋳鉄用
KS05F:非鉄金属用などです。

倣いフライス加工とはどういう加工ですか?

倣いフライス加工は、2次元および3次元の凹凸面を、多軸で制御しながらするフライス加工のことです。

倣いフライス加工は、どの産業に最もよく使われていますか?

一番は金型産業、次に航空機産業ですが、倣いフライス加工は、多かれ少なかれ、あらゆる産業で使われています。

倣いフライス加工用の一般的な工具形状は?

超硬ソリッドや刃先交換式の丸駒インサートやボールノーズ工具です。

倣いフライス加工において最も気を付ける点は何ですか?またどういった解決策がありますか?

ボールノーズ・エンドミルを使用する際に注意していただく点として、切れ刃は、工具中心に近づくに伴い、切削速度がほぼゼロになる問題があります。これは切削加工に於いて好ましいことではありません。
切粉の排出も、中心部のチゼル付近ではスペースがほとんどないため、困難になります。

提案:ワークに対して主軸を10-15°ほど傾けてください。こうすることにより、切削ポイントを中心部からズラすことができます。

ポイント加工(傾斜カッタ)の利点は何ですか?

最低切削速度が高くなります。
工具寿命と切粉排出が改善します。
面粗度の向上

丸駒カッタの代替品は何がありますか?

タンガロイのDoTwistBall(ドゥーツイストボール)です。ハイポジの切れ刃を備えたねじれ形状のインサートと、そのねじれ形状をしっかりと受けるよう設計されたインサート座により、インサートの高い繰り返し精度と安定性を実現します。
また、4コーナ仕様のインサートは、120°の広がりを持つ切れ刃を持ち、ランピング(斜め送り)加工にも適しております。

倣いフライス加工に対応する工具は何ですか?

DoTwistBall(ドゥーツイスト・ボール)
BallFinishNose(ボールフィニッシュノーズ)
DoMini-Mill(ドゥーミニ・ミル)
FixRMill(フィックスアールミル)
RoundSplit(ラウンドスプリット)
超硬ソリッドボールノーズエンドミル
TungMeister(タングマイスター)のボールノーズヘッド

タンガロイには、ギアやスプラインシャフト加工用の工具はありますか?

はい、長年にわたりギア加工用ソリューション工具を製造・販売しております。

タンガロイには、ギアの粗加工、および仕上げ加工用カッタはありますか?

内径、外径ギア加工用に、粗・仕上げ用とも製造・販売しております。

ギアカッタが加工できるモジュールの範囲は?

加工可能なモージュールは以下の通りです:

内径 外径
荒加工 M10 – M32 M6.5 – M60
仕上げ加工 M5 – M25 M5 – M20

仕上げ時の精度は?

タンガロイの仕上げカッタで達成できる精度等級は、DIN規格で7-8等級です。(JIS:N7-N8)

タンガロイのドリル製品の標準仕様を教えてください。

小径加工用超硬ソリッドドリル、径0.1-3mm、L/D=5-15
超硬ソリッドドリル、クーラント穴あり・なし、径3-20mm、L/D=2-8
ヘッド交換式ドリル、DrillMeister(ドリスマイスター)、径6-25.9mm、L/D=5-10
刃先交換式ドリル、TungDrillTwisted(タングドリルツイステッド)、径12.5-54mm、L/D=2-5
刃先交換式ドリル、TungSix-Drill(タングシックス・ドリル)、径20-54mm、L/D=2-4
TungDrillBig(タングドリルビッグ)シリーズ、本体のL/D=2.5、径55-80mm、セッティングプレートで径調整可能。同じインサートが、TungDrillTwistedおよびTungSix-Drillにも使用可能

推奨クーラント流量は?

径によります。例えば、DrillMeister(ドリルマイスター)、6mm径では、最小流量は毎分5リットル。20㎜径では、毎分18リットルです。

推奨クーラント圧は?

工具径と工具長によります。例えば、DrillMeister(ドリルマイスター)、径6mm、L/D=8では、12バール。径25mmで、L/D=12では、4.5バールです。

DrillMeister(ドリルマイスター)で得られる真直度は?

安定した条件ですと、100mmで0.03-0.2mmのフレが生じます。重要:突出し長さ、機械の性能、治具、アーバなどにより変わってきます。

DrillMeister(ドリルマイスター)はボーリング加工に使用できますか?

いいえ、DrillMeisterはボーリング加工に使用できる設計にはなっておりません。工具が破損するおそれがあります。

どのようなアーバが適していますか?

工具のシャンクタイプに適合したものをお勧めします。例えば、丸シャンクの場合、精度が出せるものは、油圧タイプのモノになります。

DrillMeister(ドリルマイスター)の出口側での最大突出し量はどれくらいですか?

インサートのコーナから2-3mm下がったところから超えないようにしてください。

ドリル加工前には必ずガイド穴が必要ですか?

通常は必要ありません。L/D比が8以上の場合はガイド穴が必要です。

刃先交換式のドリルを外部給油方式で使用しています。切削条件を落とす必要はありますか?

はい。この場合、最大ドリル深さは、L/Dの3倍です。送りを20%ほど下げてください。

刃先交換式ドリルで下穴を繰り広げることはできますか?

下穴径が、仕上げ穴径の1/4より小さい場合にのみ可能です。

タンガロイの経済性重視の穴あけ工具は?

TungSix-Drill(タングシックス・ドリル)は世界でもまれな6コーナ仕様刃先交換式ドリルです。

従来の刃先交換式ドリルと比べ、TungSix-Drill(タングシックス・ドリル)の利点は?

独自な中心刃形状による刃先強度を向上、
経済的な6コーナドリルインサートでコスト削減、
そして、強断続加工でも安定加工を実現します。

TungSix-Drill(タングシックス・ドリル)をステンレス鋼や低炭素鋼の加工に使用できますか?

はい、TungSix-Drillはその独自のすくい角形状により、ポジタイプインサート使った時と同じような形状の切粉を排出します。
ステンレス鋼や低炭素鋼の加工には、DSタイプのチップブレーカを使用ください。

タンガロイには、深穴加工工具はありますか?

はい、DeepTri-Drill(ディープトライ・ドリル)は、深穴加工において高い生産性を実現します。

ガンドリルの標準工具仕様は?

標準設定は、L/D=10、15、25です。2.5メートル(8フィート)までの深穴加工は、受注生産になります。

DeepTri-Drill(ディープトライ・ドリル)のメリットは何ですか?

チップスプリッタ(切粉細分化刃先)を持つ独自のインサート形状です。
切粉の細分化し排出性を向上させることは、あらゆる被削材を切削するうえで非常に重要な要素です。

DeepTri-Drill(ディープトライ・ドリル)の穴精度は?

2枚のガイドパッドにより、IT10等級穴あけが可能です。また、高い真直度と面品位を確保します。

BTAヘッドにDeepTri-Drill(ディープトライ・ドリル)のインサートとガイドパッドを取り付けることはできますか?

はい、同一のインサートとガイドパッドが取付け可能な、BTAドリルヘッドの設定があります。

旋盤でガンドリルを使用したいですが、クーラント圧を上げれば使えるようになるのでしょうか?

はい、適切なクーラント圧と量に関しましては、タンガロイの総合カタログでご確認くださいますことをお勧めします。